年齢不問からみる世の中 需要のある人材になるためには何が必要か

求人の年齢不問を信用するのは危ない

2007年10月1日から、年齢を制限した求人募集や採用は禁止されている。
したがって、本当は中高年の応募を好ましく思っていない企業も年齢不問の求人を出しているのが現状だ。
だから、年齢不問の求人募集で書類選考や面接を受けても、不採用になってしまう中高年は多いのである。
転職するのなら転職サイトで求人のある35歳までが理想的と言え、年齢不問の業界はほとんどないと考えてもいいだろう。
そのため、転職する前には自分の市場価値を知ってから実行に移すのが賢明である。
転職サイトではスカウト機能を活用しているところが多く、これによって自分の市場価値を確認することができるのだ。
スカウト機能の使い方は、匿名で自分のキャリア等を登録しておくだけだ。
これで企業からスカウトが来れば、需要があるかどうかが分かるのである。
しかしこの待ち体制だといつ結果が来るか分からず、転職時期を逃してしまうこともしばしば。
一番手っ取り早いのは、転職エージェント等に登録してコンサルタントに相談することだろう。
コンサルタントは転職に詳しいのはもちろん、業界の市場動向にも精通している。
それにキャリアなどを考慮した上で、リアルな価値を教えてくれるのだ。
転職を決めるのは、こうしたひと手間をかけてからでも遅くはない。
もし現在の職場である程度の役職、かつそこそこの給与を貰っている場合でも、転職市場価値とは一致しないということは知っておこう。